胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は内視鏡を用いて、食道・胃・十二指腸を調べる検査のことです。
特にがんを中心とした悪性腫瘍の早期発見にはズームができる拡大観察機能や、色に変化をつける特殊光観察が非常に有効になり、組織を顕微鏡で確認する病理検査のための生検を行う事があります。
がんの診断に限らず、飲み込みの変化、吐き気、胸やけ、上腹部痛、背部痛、膨満感、食欲の低下など症状がある場合はご相談下さい。
がんの早期発見・早期治療
当院の検査はがんの早期発見・早期治療を開業以来の主眼としており、全て拡大観察機能を有した経口内視鏡のみを用いて早期がんの診断の向上を実現しています。
経鼻・細径内視鏡はこの機能を有さないため当院では導入していません。
当院胃癌発見率 3年平均 早期0.83% 全数1.05%
全国胃癌発見率(胃がん検診) 全数0.12%
(厚生労働省2020年度地域保健・健康増進事業報告)
苦痛を抑えた検査
性別・年齢・体格・効果に合わせた12パターンに調整して、鎮静薬と鎮痛薬の投与を行います。
効果には個人差や当日の体調で違いがあります。
苦痛を感じない検査を目標に、完全に寝入ってしまう過鎮静(意識・酸素濃度低下)にならないように安全性を重視しています。
内視鏡治療に習熟した専門医
当院では内視鏡専門医の常勤医とともに、早期がんの診断と内視鏡治療に習熟した医師が検査を担当します。
また連携する総合病院の病理専門医と診断の向上に努めております。
分かりやすい検査説明
当日に常勤医が内視鏡画像を一緒に観ながら、分かりやすい検査説明を心掛けています。
内視鏡検査の目的はがんの有無だけに留まりません。検査を行うに至った症状の原因や可能性をお伝えし、診断し治療につながる説明を行います。